芸事には「守破離」と言う言葉があります。「守」は師匠や先生の教える通りに学ぶ事です。「破」は先生の教えを破る事です。ここで新しい試みをするのです。あれとこれを合わせてみたら?先生はこうだったが、別にこうしてみたら面白いものが出来るかも?と新しい自分の芸のスタイルを模索・創造するのです。自分の個性やスタイルが出来たら「離」師匠・先生から離れるのです。これで自分の芸のスタイルの完成です。伝統芸能も過去のもののコピーをそのまま守るだけでは生き残れません。こうして変革を続けて繋がっているのが伝統や文化というものではないかなと思います。